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花尊し

花尊し

不幸せの手紙

不幸せの手紙
●北海道は雪が積っていますか? (当り前のことを聞かないでくれ、といわれそうですね) こちらは、大陸でも海岸の方で、沖には暖流も流れているせいか、 あまり雪は積りません。 突然ですが、正月そうそう大事件がありました。 2つほど前のメールで、同じ町内に「脳性まひ」のCくんという子がいるという話 を書いたかと思うのですが、そのCくんが1月4日に亡くなってしまいました。 自宅での事故死で、電気のコードで首が締まっての変死です。 その時、家にはお父さんと弟がいて、お母さんその他の家族は不在でした。 正月休みの午前中、お父さんは2階で寝ていて(御神酒で2日酔いだったとか) Cくんは起きて1階にいて起こった事故だそうです。 ただ、死んだのが障害児のCくんのせいか、町内では「父親が殺したに違いない」 という気まずい噂が聞こえてきます。もちろん、警察が大勢来て現場検証もされ 「シロ」なのですけれど… (うちの隣の奥さんも父親が殺したんじゃないかと言っています。 ちなみに隣の旦那さんはその父親と同じ職場で働いています) うちのダンナは「絶対にそんなことない」「いくら障害児でも自分の子を殺すわけがない」 と言い張っています。「おれはK子を殺したいなんて思ったことは一度だってないし、 もし自分の不注意でK子を死なせてしまったら、 自分もあとを追うかもしれない」と言っています。 ただ、うちのおばあちゃん(私の母)が「死んだのがHちゃん(弟)でなくて良かったなぁ」 と言ったのがドキッとしました。認めたくないのですが、ある意味、 人間の本音の部分があるようで…。 私は、K子が死んでくれたら…なんては思いませんが、出来ることなら、 もう一回おなかの中に戻して、今度はまともに産みなおしてみたいと思ったことはあります。 Cくんのことは、私は事故だったと思うのですが、当年8歳、 早すぎる死だったと思います。冥福を祈ると共に、 K子を不慮の事故でなくさないように気をつけなければ…と改めて思いました。 今年最初のメールが、暗い話題で申し訳ありません。 今年も塩入家の皆様が幸福でありますように。

● 北海道ではありませんか? すんでいる場所や読んでる新聞によるのかもしれませんが、 朝日新聞の神奈川版のところに、時々小さくでてたりします。 私が知るだけで、この2,3年の間に確か4人の子殺しの 記事を読みました。内3件は横浜市。 その中の3人は、まだ3,4才と幼かったと思います。 「ちゃんと調査するとまずい」というのは、 「自閉症」の子を持つと将来に希望を見つけられずに 子どもを殺してしまう親の比率が高い、 なんていうイメージができると、 「私の場合も将来に希望がないのか?」なんて考えて 真似する人がでてくる危険があるという意味で書きました。 上記の3件は、記事を読む限り軽度の自閉症のため 療育センター等に通っていなかったようです。 私の想像ですが、そのため親がちゃんとした 障害への知識を得たり、心構えをすることができなかった のではないかと考えています。 1.5才、3才と検診のシステムだけは、世界1の国で、 自閉症や発達障害の診断、告知だけ早目に行い、 その後のフォローがついていっていないのが、 この国の現状だと思います。

● 悲しいメールの件ですが 私もあなたもそういう精神状態に追い込まれかけた経験を 程度の差があるにしても持っているのじゃないでしょうか・・ もしかしたら、これからかも知れませんが、 今現在ここに私が居るってことは 恵まれていたっていう結果なのかもしれません。 障害を持つ子供、その家族が必要としていることは何か? そこを出発点にしなければ 本当の福祉は生まれてこないのではないでしょうか。 それにしても、 夏には海へ1回は連れて行って欲しいとか、そんなささやかな 希望さえ かなえられないのが現状なんですよねえ。 今の貧しい福祉施策、これを何とかしなければ 親亡き後は、身内、兄弟に負担がかかってしまうのですよね。 心配しだしたらきりがないし、 心配したってなるようにしかならないでしょうが、 今をどう生きるかで精一杯の人が 自分の死後の事まで考えなきゃならないなんて、 つらい話しですよねえ・・

● Y市在住の38才の独身の男性です。 僕は、18才の時から風邪薬の中毒になり10年くらい使ってきました。その後、 何回かその薬を飲んでしまったりして、今、やめて6、7年になります。 自殺未遂も3、4回しています。 何で、こんな苦しい思いをしなければならないのか? 何で、生きていなければならないのか? 何で、こうなってしまったのか? こんな僕が生きていて、一方では、死にたくないのに死んでしまう人がいる。 ならば、自分の命をその人に。もう、生きたくない! 神様は、本当にいるのだろうか? 神様、なぜ、こんな思いをしてまで生きなければならないのですか? 神様、あなたはいったい何を考えているのですか? 前世か何かで、悪いことをしてきたせいですか? こんな自問自答してきたけれども、天の助けはなかった。 ただ、この経験をもとに、以前より、もっと人を愛せるようになり、 たとえ、どれほど傷つけられても愛することは忘れはしない! 感情が死んでいた期間が長くて苦しんできたが (今では、前に比べればはるかにましです)、 自分の感情は大切にしてやる! 特に見返りを求めない真の『愛』を手に入れたら絶対手放しはしない! 世間一般的な人生ではないから、この病気のおかげで、様々な人と知り合えた。 世の中には、こんな風に苦しんでいる人もいるのだなと目の当たりに見てきた。 で、死ぬとき、こう思いたい。 生きてきて良かった! 薬物中毒やうつになって良かった! 人の苦しみは、その人と神にしかわからない。 ほかの人は、ただ、想像したり、同情したりしかできない。 でも、自分は、人の苦しみを理解できる人間になりたい! 涙があふれて、止まらなくてもいい! どんなに苦しくてもいい! その涙、苦しみ、どんなことがあっても手放しはしない! 人間にとってもっとも大切なもの、それは『心』。 そう思っています。 その人の人生、それは、ほかの誰も歩めない大切な人生。 無駄な人生なんて一つもない。その人はその人生で何かを学ぶ! 真理子さん、あなたの人生、素晴らしいものなのですよ。 お父さん、お母さん、これからも頑張って下さい! それから、真理子さん、頑張って生きてね! 僕も頑張るからね。

● 風邪薬の中毒が有るなんて全然知りませんでした。 試練、苦行に耐え生き残れたことで 物の見方、感じ方が変わったのでしょうね。 耐えるということは 強さがなければ出来ないことです。 その強さはどこから来るものなのか? それこそが『天の助け』 だったのではないでしょうか。 耐え切れずに死んでしまった人は 弱かったのか、天に見放されたのか? 生きてて良かった! 自閉症の娘を持てて良かった! ほかの誰も歩めない大切な人生、 素晴らしい人生だった。 そう言える人生のエンディングを望みたいものです。

● こちらは、さくらが満開を通り越して、桜吹雪です。 話は変わるのですが、身近なところでまたまた不幸な事が… 今年の冬、猛威をふるったインフルエンザに友達の3歳の子供がやられ、 一命はとりとめたものの、脳症をおこし、後遺症が残ってしまいました。 先月の中頃お見舞いに行ったところ、鼻からチューブを通して流動食でした。 また、からだも、くにゃくにゃで、左半身がうまく動かないようでした。 当然、言葉もしゃべれず、また理解も出来ない様子で、 赤ちゃんのように首を左右に振って寝っころがっていました。 医者には、体の機能や知能面の遅れはまぬがれないので、 頑張ってリハビリをするように言われたといっていました。 その友達はまるで悪夢を見ているようだと言っていました。 昨年スーパーで合ったときは、その子はお父さんにまとわりつき、 おもちゃをおねだりしていました。 それが突然こんなことになるなんて… 親にすれば本当に悪い夢をみているようで、 夢なら醒めて欲しいといった心境だろうと思います。
 
 
 
 
 
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